Premiere Proで動画編集している時に、容量の大きい動画素材ファイルを扱うとプレビューがうまく表示されなかったり、ソフトが重くなり正常に動作しないことがあります。RAW/4K/8Kなど非圧縮や高解像度の重いファイルを扱う時には、相応の高性能なスペックのPCが必要となります。ただし、スペックの低いPCでも元の動画素材を「Proxy(プロキシ)」に変換することで作業軽量化ができます。
この記事では、Premiere Pro プロキシ作成手順を解説します。
プロキシとは?
プロキシとは「代理」と意味で、編集時に重い元動画ファイルの代理と扱う作業に適したファイルのことです。書き出し時は元の動画ファイルがレンダリングされる為、画質は劣化しません。
メリット
- 動作が軽くなる
- 低いスペックPCでも作業できる
デメリット
- トータルのデータ容量は増える
- 元ファイル→プロキシファイルの動画変換に時間かかる
- 元ファイルよりも容量が大きくなる場合がある
プロキシ作成の手順
- プロジェクト作成し、元となる動作素材を読み込む
-
プロジェクトパネルで動画素材を選択し右クリックし「プロキシ作成」を選ぶ
-
形式と保存先を選び「OK」をクリック
- Adobe Media Encoderが起動しキューに動画が追加されます
-
再生ボタンをクリックすると動画変換が始まります
プロキシの使い方
プログラムモニターの「プロキシの切り替え」を押すとプロキシが有効になります。青く表示されている時はプロキシを使っている状態です。
「プロキシの切り替え」ボタンが表示されていない場合、「+」ボタンから追加します。
プロキシを切り離す
メディアブラウザで動画素材を選択し右クリックし「プロキシを切り離す」を選ぶ