AfterEffectsで入力した文字に合わせて自動でサイズ調整できるテキストボックスの作り方を紹介します。
AfterEffects 自動でサイズ調整するテキストボックスを作る方法
- エクスプレッション
- プラグイン (無料・一部有料)
- プラグイン TextBox 2(有料)
エクスプレッション
- テキストツールで文字を入力し、レイヤー名を「text」とします。
- 長方形ツールをダブルクリックし長方形を作ります。
- optionキー(win:alt)を押しながら、「サイズ」「位置」のストップウォッチマークをクリックすると、エクスプレッションの入力フォームが表示されます。
- 「サイズ」「位置」それぞれに以下のエクスプレッションを記入します。
長方形1 > 長方形パス > サイズ
s=thisComp.layer(“text”)
w=s.sourceRectAtTime().width;
h=s.sourceRectAtTime().height;
[w,h]長方形1 > 長方形パス > 位置
s=thisComp.layer(“text”)
w=s.sourceRectAtTime().width/2;
h=s.sourceRectAtTime().height/2;
l=s.sourceRectAtTime().left;
t=s.sourceRectAtTime().top;
[w+l,h+t] - シェイプレイヤーのアンカーポイントをテキストレイヤーのアンカーポイントに合わせます。「スナップ」のチェックボックスのチェックを入れた上でシェイプレイヤーを動かすとピッタリ合わせることができます。
- 余白を調整するには、「アニメーター > パスのトリミング」を追加し、「パスのオフセット」の「量」の数値を変更します。
毎回、この設定を行うのは手間なので「アニメーションプリセット」機能を使うと便利です。一度独自のエクスプレッションを保存しておけば、次回からは「エフェクト&プリセット」パネルからドラップ&ドロップ またはダブルクリックで簡単に呼び出すことができます。
関連:After Effects アニメーションプリセットの使い方を解説
プラグイン Animation Composer 3
Animation Composer 3は、テキストボックスやトランジション、サウンドエフェクトなど、100種類以上の無償ツールを収録しているAfter Effects用のプラグインです。Animation Composer 3のエフェクトのひとつにテキストボックスがあります。
関連:Animation Composer 3 インストール方法
- [ウィンドウ > Animation Composer 3]でパネルを開きます。
- Animation Composer 3 > Precomps > Starter Precomps > Text Boxesを開くとテキストボックスのエフェクトがプレビュー表示されます。
- 一覧から選び「Add」でテキストボックスを追加できます。[Animate In]にチェックを入れるとインのアニメーションを、[Animate Out]にチェックをいれるとアウトのアニメーションを追加できます。
- テキストボックスのコンポジションが追加されました。
- エフェクトパネルから入力する文字や色、ボックスの色や余白などを調整できます。
- [IN]の[OUT]を左右に動かすと[IN]アニメーションの終了位置、[OUT]アニメーションの開始位置を調整できます。
プラグイン TextBox 2
TextBox 2 – フラッシュバックジャパン(¥4.400)
TextBox 2 – aescripts + aeplugins($29.95)
「TextBox 2」はテキストボックス生成に特化した After Effectsプラグインです。
- リアルタイムでボックス生成
- シェイププリセット (auto、square、polygon)
- ボックスの拡張
- エッジ角の調整
- ボックスのみのアニメーションを実現
- マットオプション
- ボーダーオプション
- 横書き、縦書き、段落に対応
- モーションブラーに対応