AfterEffectsの「モーショントラッキング」機能の基本的な使い方を初心者向けに解説します。このチュートリアルでは、映像中の犬の位置のみを検出し、矢印を追従させる方法を例に説明します。
AfterEffectsの3種類のトラッキング
AfterEffectsのトラッキングは3種類があります。
- モーショントラッキング → 映像内の動く物体に対してトラッキング
- 3Dカメラトラッカー → 映像内の不動な物体にトラッキング
- Moche Aeトラッキング(プラナートラッキング)→モニターのはめ込みなど
この記事では、「モーショントラッキング」ついて解説します。
AfterEffects 2カメラトラッキングの使い方
新規コンポジション作成し素材読み込み
新規コンポジション作成しオブジェクトを作る
追従させるためのオブジェクトを作ります。新規コンポジションはオブジェクトサイズに合わせ小さめでOKです。(例:500px × 500px )多角形今回は多角形ツールと長方形ツール組み合わせて矢印を作成しました。
矢印のコンプを最初に作ったコンプに追加します。
動画のトラッキング
動画レイヤーを選択し、トラッカーの「トラック」を選び、トラックポイントを設定します。トラックポイントの2つの枠は角をつかんでドラッグ&ドロップし大きさを調整します。
内側:トラッキング対象を指定
外枠:解析を行う対象を指定
「分析ボタン(▶)」をクリックするとトラッキング開始されます。解析中はボタンが「■」に変わります。時間がかかるので少し待ちます。
「ターゲット設定」で一緒に動かしたいレイヤーを指定します。今回は「矢印」のコンプになります。
記録したトラッキング情報の書き出しを行います。「適用」をクリックし、モーショントラッカー適用オプションで軸を選び、「OK」をクリックします。
X:X軸のみ書き出し
Y:Y軸のみ書き出し