AfterEffectsの標準エフェクト「CC Particle World」を使って火の粉が漂うような背景を作る方法を解説します。
火の粉が漂う背景をCC Particle Worldで作る方法
グラーデーション背景の作成

- 平面レイヤー追加(⌘Y)します。
- エフェクト&プリセットから「4色グラデーション」を追加します。
- ポイント1〜4や色を調整します。「ブレンド」の数値をあげると色をなじませることができます。
火の粉の作成

- 平面レイヤー追加(⌘Y)します。
- エフェクト&プリセットから「CC Particle World」を追加します。
- 「CC Particle World」のパラメーターを設定します。
Producer(空間の設定)
- Radius X:0.80(X軸の幅)
- Radius Y:0.80(Y軸の幅)
- Radius Z:3.000(Z軸の幅)
Physics(物理の設定)
- Physics > Animation > Cone Axis
- Physics > Velocity:0.5(粒子の発生速度)
- Physics > Gravity:-0.1(重力の強度)
- Physics > Direction Axis > X:1(パーティクルの発生方向)
- Physics > Direction Axis > Y:0.000(パーティクルの発生方向)
- Physics > Direction Axis > Z:0.000(パーティクルの発生方向)
Particle(パーティクルの外観の設定)
- Particle > Particle Type > Shaded Sphere(球体粒子)
- Particle > Birth Size:0.07(出現時のサイズ)
- Particle > Death Size:0.000(消滅時のサイズ)
- モードを「加算」します。
- モーションブラーをONにします。
グロー追加

- エフェクト&プリセットから「グロー」を追加します。
- 動画素材に組み合わせなどのより、さらに輝き必要な場合、グローを複製(Cmd +D)し、二重にエフェクトをかけます。
アニメーションプリセット保存で再活用
CC Particle Worldで設定したパラメーターをそのまま他のプロジェクトでも活用したい場合、「アニメーションプリセット(.ffx)」として保存おくと、いつでも呼び出して使うことができます。

Mac:Adobe After Effects 2021 > Presets >
Win:Program Files\Adobe\Adobe After Effects CC\Support Files\Presets
関連:After Effects アニメーションプリセットの使い方を解説。独自設定 したキーフレームやアニメーターを簡単呼び出し
動画の書き出し
火の粉を他の動画に重ねやすいよう透過素材で書き出す場合、「Adobe Media Encoder のエンコーディングキューにコンポジションを追加」から書き出します。
コンポジションをキューに追加
ファイル >書き出し > コンポジションをキューに追加
コンポジションをキューに追加
Mac:⌘ + shift + /
Win:Ctrl + shift + /
Adobe Media Encoder のエンコーディングキューにコンポジションを追加
ファイル >書き出し > Adobe Media Encoder のエンコーディングキューにコンポジションを追加
背景を透過させて書き出す場合、チャンネル:「RGB+アルファ」、カラー:「ストレート(マットなし)」を選びます。
Mac:⌘ + ⌥ + M
Win:Ctrl + Alt + M