AfterEffects ブラー(カメラレンズ)で周辺にリアルなボカしをつくる方法を紹介します。
▼元の画像素材
▼ブラー(カメラレンズ)適用後の画像
ブラーマップの作成
ブラーマップを作成します。ブラーマップとは、ブラーエフェクトをかける時に、ボケの量を調整するためのマップです。黒い部分ほどボケなくなくなり、白に近いほどボケが強くなります。ブラーマップを参照させることでより実際のカメラに近いボケ感を表現できます。

ブラーマップ用の新規コンポジションを作成します。
下に平面(黒)が上に平面(白)を追加します。
平面(白)レイヤーを選択した状態で、楕円形ツールをダブルクリックします。すると画面いっぱいの楕円が作られます。
平面(白)レイヤーの「反転」にチェックを入れます。
「マスクの境界のぼかし」(キーボード:F)を開き、数値を動かしてぼかします。(例500,500px)
これでブラーマップができました。
ブラーマップを参照しボケを作る方法
素材を読み込み、新規コンポジションを作成
素材を読み込み、新規コンポジションを作成します。

ブラーマップを適用
ブラーマップのコンポジションを追加します。レイヤーとして参照するのでブラーマップは非表示にします。
調整レイヤー追加し、ブラー(カメラレンズ)追加
調整レイヤー追加し、エフェクト&プリセットから「ブラー(カメラレンズ)」を追加します。
エフェクトコントールパネル > ブラーマップ > レイヤー から「ブラーマップ」を参照します。
エフェクトコントールパネル数値を調整すれば完成です。